5月3日 朝市から自転車での帰り道、甘い香りが辺りに漂っていました。ふと見上げると真っ白な藤の花が咲いていました。垂れ下がる花房がとても綺麗で、見頃を迎えています。
その後ろにはお約束・・・・?の烏帽子岳。

まさに花盛りの春の今頃になると、上石津町 時地区の地蔵寺で花まつりが開かれます。花まつりというのは、釈迦の誕生を祝う仏教行事のことで、子どもにとっては楽しみなイベントのひとつです。

草花で飾られた花御堂の中に、甘茶を満たした桶がしつらえられ、その中にお釈迦様の像が安置されています。参拝者は柄杓を使って産湯に見立てた甘茶を頭にかけて生誕を祝います。

参拝者は、甘茶の接待を受けます。
甘茶は砂糖の数百倍の甘味成分が含まれているといわれていますが、カロリーはゼロ。
甘茶の天然成分の甘さは、後味さっぱり。ほんのりとした甘さが口いっぱいに広がります。

水筒を持参すれば持ち帰ることもできます。

地蔵寺の花まつりは、地域の人によって守られている小さな小さなお祭りでした。