関ヶ原の戦いにおいて、西軍に組した主君島津義弘公を守り抜くため、奮戦の末に上石津地内で落命
したと言われる島津豊久公をはじめとする家臣団の勇猛果敢な戦いぶりは、「島津の退き口」として
現在まで語り継がれています。この島津豊久公とのつながりを縁に、鹿児島県吹上町(現日置市)と
岐阜県上石津町(現大垣市)は、平成12年に友好のまち宣言を行い、交互に青少年交流団員を派遣
して交流してきました。その後両町はそれぞれ合併し、平成20年10月に大垣市と日置市は正式に
フレンドリーシティ交流をスタートしました。
令和2年度以降、新型コロナウイルス感染症拡大のためこの事業は中止を余儀なくされましたが、
4年ぶりに交流事業を再開することとなり、7月20日(木)午後7時から上石津地域事務所において
交流団の結団式を実施しました。
結団式では、青少年日置市交流事業実行委員会の杉田邦隆会長を始めとする実行委員さんからの
激励の挨拶に続き、今年度大垣市から日置市に派遣される市内の小学5年生から中学2年生の団員
10名から交流事業に対する意気込みを一人づつ述べ、交流団としての一体感をより一層高めました。
結団式に引き続き第2回の事前研修会では、交流団の役割分担や交流事業の日程の最終確認を行い、
交流事業に向けての心構えを整えました。交流事業は8月2日(水)~5日(土)の3泊4日の日程で
実施します。
また、これに先立って6月24日(土)の第1回事前研修会では、関ケ原合戦に纏わる史跡を見学し、
交流事業のきっかけとなった島津の退き口についての見聞を深めました。
結団式
交流団員と実行委員会の皆さんで記念撮影
第1回事前研修会(島津義弘陣址を見学)