東海学園大学経営学部の伊藤ゼミの1年生18名が、今秋に「関ケ原合戦 島津の退き口」をテーマにした日帰りツアーを、住民とともに企画をするため、上石津町を訪れました。
今回は、上石津地域の概要を学ぶとともに、地域住民と触れ合うことが目的です。
まずは、関ケ原合戦の時に、石田三成の本拠地になった大垣城です。
一日目の講師は、上石津まちづくり協議会歴史文化プロジェクトリーダーの高桐さんです。
引き続き、関ケ原合戦地 島津義弘隊陣地と合戦場が見渡せるところに行きました。
昼食は、牧田支所で牧田まちづくり協議会の地域住民の方が作っている島津弁当をいただきました。
午後に入りまずは、関ケ原合戦に西軍として参加していた島津隊が形勢が悪くなり、東軍の中を突破して退陣を図ろうとした
「的中突破 島津の退き口」の舞台の一つになった、烏頭坂を訪れます。
島津隊がどのルートを通って退散したのかを小高い所に上がって、確認しました。
その後、近くにある木曽神社に寄り、木曽義仲にまつわるお話しを聞きました。
次の「島津の退き口」の舞台、琳光寺に行きます。
そのあと、山越え地(勝地峠)を一之瀬中学校~下多良交差点まで歩きます。
一日目の行程はこれで終了し、宿泊施設の奥養老に入ります。
一息ついた後、上石津の特産品を新らしく開発している商品の試食と本日の行程の復習をしました。
ハーブティ、黒ニンニク、乾燥シイタケを使ったおにぎり、はちみつ入り飴数種類を私淑し、アンケートを記入してもらいました。
二日目は、島津隊のしんがりを務めた島津豊久の位牌がある瑠璃光寺と豊久が自刃した場所と言われている白拍子谷の間を歩きます。
講師は、同じく歴史文化プロジェクトの鈴木さんがお話しします。
そのあと、「憧れのハワイ航路」などを作曲した江口夜詩が上石津町出身であることを顕彰して建てられた日本昭和音楽村を見学した後、時支所で昼食をいただきます。地元で作られている長範味噌を使った味噌汁も味わいます。
午後は、滋賀県に一番近い集落の時山にある時山伝承館を訪れます。時山集落は、炭焼きで栄えた場所でその炭と仕事着として作られた刺し子の技法を使った服などの展示がされています。この時期は休みですが、学生さんのために、責任者の山村さんに無理を言って開けていただきました。
最後は、郷土資料館の見学です。郷土資料館のある多良地区には昔「多羅城」があり、明智光秀が生まれたとされています。そのような話も含めてお話を聞きます。
次回はツアーの企画を具体的にしていく予定です。
お疲れさまでした。