平成28年4月10日(日)時地区で、烏帽子岳山開きに向けて、登山道の整備活動が行われました。時町づくり活動推進実行委員会は、大垣山岳協会の協力のもと、広くボランティアを募り、お隣の養老町や三重県、東京からも参加を頂きました。町内からは中学生の方の参加もあり、朝8時に細野ルートの駐車場、林間広場に集合。大垣ケーブルテレビさんが同行取材されました。
打合せの後、手分けして資材を担ぎ、二手に分かれて階段の補修や倒木撤去、崩土除去の作業をしながら山頂を目指します。
登山者が道に迷ったりすることのないよう、リボンでマーキング作業も行われました。
大垣ケーブルテレビさんの取材を受ける烏帽子岳登山道整備実行委員会 委員長。
幾つか設けられた見晴らしポイントも烏帽子岳登山ルートの魅力のひとつ。それぞれに違った表情の絶景パノラマが広がります。来てよかったーと思える瞬間です。写真では上手くお伝えできないのが残念。
こちらの見晴らしポイントで昼食。これも、来てよかった~~~と思える瞬間です。
ここにしかない空気、風、音を感じながら、作業はまだまだつづきます。
途中からガスがかかり眺望を覆ってしまったのが残念。山頂附近にはまだ雪が残っていました。はく息も、時折白くなります。
作業は終始和やかな雰囲気で行われ、無事終わることができました。
整備された登山ルートは登りやすく、マーキングもあるため、気軽に登山を楽しめ、低山といえど大岩の横を抜けたり急傾斜路もありと、登山の醍醐味も十分味わうことができ、中級者も満足できる登山道になっています。
作業終了後、慰労会が開かれました。時地区を支える女性の町づくりグループ美里会の方による手作り料理。筍ご飯に長範みそを使った味噌汁、つくしの和え物などが並び、これ以上ない至福のひと時を過ごしました。
長範味噌はここでも評判がよく、たくさんの方がお求めになりました。
烏帽子岳には、熊坂長範伝説にまつわる、御神屋敷跡、御宮ノ平屋敷跡、倉屋敷跡、射場跡、馬場跡、などの名が残っています。また、具足かぶと岩、刀研岩、腰かけ岩、半鐘岩などとよばれる奇岩。財宝がかくされているという言い伝え。物見松、手植松。盗品をあげおろししたという熊坂荷付・・・・・メンバーの語らいはつづきます。