出屋敷

常夜燈には、大きく分類すれば、自然石形、宮前形、山灯籠形に分かれます。自然石で建てられたものには、玉石、笠石、火袋石、竿石、基壇石のバランスが絶妙で美しいものが多くあります。

上石津地区には、山燈籠形の常夜燈が1基も無いという特徴があります。

これら常夜燈は、地区の財力や個人の寄進で巨大化し、その地区のシンボルとして崇められ、「村内安全」を願い、今日まで大切にされてきました。

 

二又 現在は光源は電球ですが、江戸時代はロウソクや菜種油を燃やし灯をともしていました。今では非常に暗く感じますが、当時は電気が無く、真っ暗やみに浮かび上がる常夜燈は「陸の灯台」として、立派に役立っていたことでしょう。

写真

上:出屋敷、宮前形、神明社

下:二又、自然石形、大神宮 上石津最古の常夜燈 安永9年

 

上石津牧田地区は「常夜燈のさと」と云われているように、色々な常夜燈が在ります。パンフレット(常夜燈のさと その1 写真:上)には、所在地、形式や歴史、それぞれの常夜燈が持つ特徴などが詳しく書かれています。パンフレット片手に、常夜燈巡りなどいかがでしょうか。(パンフレットは上石津地域事務所、牧田支所にございます。

 

九里半街道に続く←クリック