移住してきた当初、主人とよく散歩をしました。真夏の田舎は緑が濃く、空は真っ青、雲は真っ白。いろんな生き物が闊歩しています。絵に描いたような「夏休みの実家」の風景を満喫しながらトコトコ歩いていると。

「野菜いる?」とそれぞれの畑からお隣さんたちが声をかけてくれます。

究極の産直!!

二人で抱えきれないほどのナス、キュウリ、トマト、オクラ、インゲン、ピーマン、青唐辛子、ゴーヤをいただきます。こんなに悪いです〜と遠慮すると、サルにやられるだけやで、食べて食べて〜と。ありがたい!ホクホク顔で家に着くと、お勝手口にどなたかからのトウモロコシのプレゼント。もう冷蔵庫に入らへん♡

新鮮でみずみずしい野菜たちは、生か、低温でじっくり火を入れるだけ、そしてかるーく塩するだけで…

あま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!

ああ、豊かってこういうこと。

犬も歩けば棒にあたる。移住者も歩けば野菜もらう。

この感動を忘れないようにしよう。当たり前にならないようにしよう。いつか、私たちも畑やって、皆さんにお返ししたいね。

なんて話していた矢先のある日。私は実家から、主人は出張から帰ってくると、ご近所のIさんがニッコリ。

「ついでにやっといたわー」

え〜〜〜!!!

庭に広い畑ができていました。