大家族って憧れます。今の時代、「サザエさん」にリアリティがないというニュースを見ましたが、田舎にはまだまだあります、リアル磯野家の風景。

去年、移住してきた時からおじゃましている、お隣のHさんちの年末恒例お餅つき。お子さんたちがそれぞれ帰省してきて、それはそれは賑やかです。薪の火でもち米を蒸し、年季の入った臼と杵で、Hさん、息子さん、ちいちゃいお孫さんが餅をつき、おばあさんが熟練の間合いで餅を返す。何十年も続く、親子4代の共同作業だそうです。いいなあ。

H家では、つき上がったお餅は、畑からとれたての大根のおろしと、白菜の胡麻和えおひたし、きな粉でいただきます。おばあさんと奥さんが柔らかいお餅をちぎってはポーン!とそれぞれのボールに放り込み、みんなは自分で和えながらパクつく。楽しい美味しい!

楽しいH家の昔話も絶品です。今は大学生の、末っ子の息子さんが小さい頃のある年のクリスマス。枕元には、黄色い紙に書いたサンタさんからの手紙が。そこにはローマ字で

「KAZE WO HIITA NODE KATTE MORATTE KUDASAI」

と書いてあったそうです(爆笑)。それを書いたお母さん「なんとなく外人ぽくしなきゃと思って」。いいないいな。家族ってあったかいな。

私も実家に帰ろう。孫の顔を見せてあげられなかったけど、静かな年末年始だけど。両親に感謝を伝えよう。

笑顔いっぱいの一年をありがとうございました。おかげさまで本当にいい年でした。来年も、思いきり上石津を楽しもうと思います。

よいお年を!