私はお酒が大好きです。もとい、酒飲み同士で高らかに乾杯するのが生きがいです。その日にどんな出来事があろうと、1日の終わりにガチーン!とグラスを鳴らし、冷えひえのビールを一気に飲み干し、クーー!!と叫び合えば、小さなことはどうでもよくなります。その瞬間のために生きていると言っても過言ではない。そして友情は、千の言葉より一度の乾杯。それだけでお互いを讃えあい、労いあえるのです。
地元では、車を使わないと外食ができません。となると、なかなか外飲みができないので、もっぱら家飲みになります。なので、地元では家飲み、東京や実家の京都に帰る時などは、まとめて外飲みに興じます。そして毎回、泣き笑いの愛しい時間が繰り広げられるのです。

そんな私に大ピンチが訪れました。
つい先日。守護霊が見える、という不思議な人に会いました。非科学的な事ってなんだかロマンチック。わりと肯定的な私です。怖いけど、興味津々で見てもらいました。すると。
「あなたの守護霊が、お酒をやめないと命を落とすと言ってます。」
えっ。
ちょっと守護霊さん。あなたが一番よく知ってるはず。私そんなにムチャ飲みしてませんよねえ。弱くもないし、ちゃんと節度を持って楽しんでるもん。(まあ、過去に数回は白目むきましたけど…)
まるで、決められた時間しかゲームをしていないのに、突然ゲーム機を取り上げられた小学生の気分です。ムリムリ、絶対ムリ。
「あなたが決めることですよ、命を落としてでも飲み続けるかどうかは。」
守護霊さん、にらんでるらしい。ええー。めちゃめちゃ厳しい人に担当されちゃってない?私。だって、一緒に見てもらった女子は、酔っ払って名古屋城の城壁に登ったりしたらしいのに、その子の守護霊はノーと言ってないらしい。そっちの方がまずいでしょ!甘いからー!
で、守護霊さんに交渉です。「3杯までにしますから!」まだにらんでるらしい。「じゃあ2杯!」うーん、という表情に変わったらしい。妥協点が見つかりました。私の守護霊さん、話せばわかるタイプのようです。厳しくもやさしい。理想の上司像です。(守護霊だけど)

そんなわけで、お酒はやめずに済みました。ただ、家飲み推奨だそうで、そこは地元では問題なし!田舎飲みライフは安泰です。
ご近所のみなさま、引き続きよろしくお願いいたします♡